最終更新日:2016/02/02
ボディアースについて
車体の金属部分には、「マイナスの電気」が流れます。
マイナスの配線コードの代わりを、車体の金属部分が行っています。
これが、ボディアースです。
軽量化や、コストダウンにもなり、ある意味合理的です。
自作配線を使用する場合、ダブルコードで、プラス、マイナスの電気の流れを作る以外に、この、ボディアースを使用する方法もあります。
※ボディアースの使用は、任意であり、必須ではありません
電気の流れ
バッテリーのプラスから、電装品、バッテリーのマイナスまで繋がる事で、電気が流れます。
※以下の図では、ヒューズや、ACC電源の話等は、省略しています
ボディアースは未使用(ダブルコードで、プラス、マイナスを流している)
ボディアースを使用した例
ボディアースを使用する事で、マイナス配線コードの使用量を減らす事も可能です。
基本的に、車体の金属とバッテリーは、標準で接続されている為、自分で接続する必要はありません。
ボディの金属、具体的には、ネジ、ボルト等に、マイナスコード側を共締めする事で、ボディアースを使用する事になります。
※黒塗装のボルトはNG
注意
車体の金属部分に、電気が流れる事には、留意しておく必要があります。
プラス電源の配線コード(特に、配線コード先端のギボシ端子等)が、ボディの金属に触れれば、ショートする事になります。
※基本的に、ギボシ端子等の場合、プラス側にはメス端子を使用し、スリーブで全体が覆われていますが、ずれる事もあります
また、車両がOFFの状態であっても、バッテリーから直接取ったプラス電源が、ボディの金属に触れれば、ショートします。
リレーを使った構成の様に、バッテリーから直接プラス電源を取る場合は、メンテナンス時等、特に注意が必要です。
アース
自作配線を増やすと、アースを取る本数も多くなりますが、複数本をまとめられる製品もあります。
【1140】アース用端子
http://www.amon.co.jp/products2/detail.php?product_code=1140
【2833】アースポイント増設ターミナル
http://www.amon.co.jp/products2/detail.php?product_code=2833
ボディアースの場合は、ネジ、ボルト等に共締めする際に使用し、ボディアースを使用しない場合、バッテリー部分で使用出来ます。
※一部配線を省略
メンテナンス等を考慮すると、自作配線分については、集約している方が作業も楽になります。
Memo
共締め出来るネジが、身近な場所にある場合、使用するのもありです。
無い場合、無理にボディアースを使用する必要は無く、ダブルコード等で、マイナス配線を確保します。
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